笑う黒犬の憂鬱

妻をなくした黒犬が這い回る日常を綴っています

追想44「2000 miles」

<2017年6月17日>


うちから東に100キロ離れた病院にいた妻は、ガンマメスという放射線治療を行うために、うちから南に40キロ離れた病院に一時転院した。

治療中の妻に付き添うために、今日は朝から40キロ車を走らせて病院にやってきた。


今日治療を終える妻は、南40キロの病院から再び東100キロの病院に転院する。入退院手続きのために、僕は再び数百キロ車を走らせる。


その後は、うちから西に30キロ離れた緩和ケア病院に転院して残りの日々を過ごす。その手続きのために、僕は何度も車を走らせる。


東の病院、南の病院、西の病院。

ここ1カ月だけで、僕は数千キロの距離を移動し続けている。全然問題ない。妻の笑顔を見るためならば、僕は月にだって通い続けるのだ。



She's gone 2000 miles

彼女は行ってしまった2000マイル彼方へ


It's very far

それは限りなく遠い


The snow is falling down

雪が舞い落ち


Get's colder day by day

日に日に寒さがつのる


I miss you

君に会いたいよ



今は初夏だけどな。

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