笑う黒犬の憂鬱

妻をなくした黒犬が這い回る日常を綴っています

追想46「本当の色(和訳風)」

<2017年6月13日>


僕は途方に暮れている



次男の給食の白衣が見つからないんだ

次男は中学生、今日はもう火曜日なのに


日曜日の夜に

アイロンかけておいたよね

なのに次男の白衣が見つからない


1週間探し続けて諦めた

木曜日に学校に手紙を書いたよ

「弁償します全ては私の責任です」とね


そしたら次男が言うんだ

「白衣ならあるよ」と

「ロプ(長男)が間違えて持っていった」と


給食のない高校に

どうして給食当番の白衣がいる?

そしてなぜ1週間も持ち帰り忘れる?



僕は途方に暮れている


土曜授業の代休で次男だけが家にいた月曜日

次男は1人の時間を満喫したようだ


帰宅した僕を出迎えたのは

クチャクチャになった部屋と

浴室のビチョビチョのバスタオル


バスタオルを洗濯機に入れようとしたら

中からシャンパングラスが出てきたんだ

浴室には何故か山盛りのソーセージ


浴室で「貴族ごっこ」をするのはいいが

片づけるところまでやってほしいんだ

そのままずっと「おばかちゃん」でいるつもりかい



僕は途方に暮れている


仕事中に電話が鳴ったんだ

君のいる病院からね


「今日中に書類手続きをするように」

でないと転院ができないらしいんだ

病院は100キロも離れているんだぜ


僕にはやるべきことが山ほどあるんだ

無駄にできる時間はないんだよ

僕は休みをもらい僕の大きらいな病院へ行く



僕は途方に暮れている



でもね



病室の君の笑顔が

全てを忘れさせてくれるんだ

「来てよかった」と心から思うんだよ


君の笑顔は美しい


Like the rainbow


君が入院した月の母の日に

子どもたちが、僕に書かされた手紙

「母さんありがとう」の手紙




いつの間にか

宛名に「たからもの」と書かれていたね

書いたのは多分君だね


僕のやっていることは価値のあることかい?


よくわかんないや


でも


そう信じてこれからもやっていこう





僕は君たちの本当の色をみている

君らの本当の色は透き通って輝いている

だから心配することはない

君らの色は美しい

虹のように




毎日口うるさくて申し訳ないけど

シンディがそう歌っているように

僕もあなたたちをそう思っている


みんな美しいのだ



You are Beautiful like the rainbow



毎日口うるさいけど 明日も口うるさいです

口うるさく 効率よく 色々なんとかします


Because you are Beautiful like the rainbow

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