笑う黒犬の憂鬱

妻をなくした黒犬が這い回る日常を綴っています

何を伝えたかではなく、何が伝わったか

「大事なのは『何を伝えたか』ではなく『何が伝わったか』です。」


僕の尊敬する先輩が、よく口にしていた言葉です。



「言ったはずでしょっ。」


「そうゆうルールででょっ。」


「何度も同じこと言わせるんじゃないっ。」



この数年間、何千回も怒鳴り続けてきましたが、いろいろなものをゴミ袋に詰め込んで投げつけてやりましたが、効果はありませんでした。


あ、息子たちの話です。


子育ては難しい。


恥ずかしながら、最近気がついたのです。

反省すべきは、怒鳴られても改善しない息子たちではなく、怒鳴ることしかできなかった父親なのだと。


職場だときちんとできているのに、なぜ家だとできないのかなあ。まあそういうものですか。


息子たちにはもっと細かい心配りと、時間が必要なのです。今の段階になってはじめて、僕は自分の息子たちと向き合えるようになってきました。


「伝えた」はずのことができない息子たちが悪いのではないのです。

結果、「伝える」ことができなかった父親が、その「父親自身の背中」が間違っていたのです。


「日常にイライラして怒鳴る」のは悪手。

「相手の状況を見とってさりげなくアドバイスする」&「それをひたすら繰り返す」のが好手。


十数年間放置しておきながら、母さん病んでから突然怒鳴り続けてごめんなさい。

これからは、一緒に話し合ってこれからのことを考えていこうな。




寝坊して、すごい寝癖で、だらしない格好のまま車に乗る次男にも優しく諭す。


「でも、父さん怒鳴らなくなったべ?」


「うん。」


「怒鳴っても意味ないって今頃気づいた。父さんのやり方が間違っていた。今までごめん。」


「うん。ありがとう。」


すごい寝癖でだらしない格好のまま、次男は遅刻して登校していった。


これから、毎日きちんと向き合っていこう。




それでよいよな。我が妻よ。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。