笑う黒犬の憂鬱

妻をなくした黒犬が這い回る日常を綴っています

クロちゃん

水曜日に塾から帰ってきた次男は、夕食食べながら「水曜日のダウンタウン」を夢中で見ていた。


どうやら「モンスターハウス」がお気に入り。今回が最終回だった。



番組終盤、国民投票で「24時間公開監禁」が決まったクロちゃん。


次男は、滅多にないくらい目をキラキラさせて僕を見た。


なんだその目は。


嫌な予感しかしねえぞw



「クロちゃん見たい!

明日東京連れて行って!」



ほらきたっ


アホかっ


ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、父ちゃんだって、クロちゃんだって、

みんなみんな生きているんだ。見世物にしていいわけないだろっ。

大体父ちゃん明日も仕事じゃ。いくら食い下がっても、ダメなものはダメ。早く寝なさい。



と言って、寝かせた。

子どもには甘い僕だが、主義主張は曲げん。

ただ、滅多にない次男の「お願い」を断ったことは、残念に思ってしまう。




妻を亡くした僕は基本、母を亡くした子どもに甘いのだ。





意外と気にしている僕をよそに、翌朝意外としっくりした顔で朝ごはん食べてる次男。


聞くところによると、「放送直後に監禁場所に数万人の視聴者が殺到して、企画は中止になった」という。


大丈夫か、日本。


と思いながら、僕も朝ごはん食べた。

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